日本国内で430万部、世界で1500万部以上を売り上げている本、「人を動かす」をご紹介します。発売から80年以上売れ続けている超ロングセラー。その売れる理由は何なのか。ビジネスマンのみならず、大学生にもぜひ読んで欲しい本になっていました!
読んだきっかけ
まず読んだきっかけです。
これは本屋でフラフラと本を見ていたら、今話題の元ホストのローランドさんが本の帯で「営業に必要な事はこの本ですべて学んだ」というキャッチコピーを見つけました。
ホストは話す技術はめちゃめちゃ高いのに、その技術を支えた本だと?!という感じです笑
しかも調べてみると、世界で最初の自己啓発本と言われている様で、とんでもなく売れ続けている歴史ある本ではありませんか!!
ということで即買いしました。笑
こんな人に読んでほしい!
この「人を動かす」は、とにかく生きていくために必要なコミュニケーションにおいて、最高な助言になる本です。
自分は、雷に打たれる様な衝撃と、今後の人生にさらなるわくわくを持ちました。
そんなコミュニケーションに困っている人!人に好かれたい人!話し上手になりたい人!
そんな方々におすすめしたいです!そして学生にも今後必要な知識がたくさんでした!
概要
では、「人を動かす」まとめを見ていきましょう!
この本では、①人を動かす三原則②人に好かれる六原則③人を説得する十二原則④人を変える九原則の4つで構成が書かれています。
今回は、特に①人を動かす三原則を詳しくまとめます。そして、②③④は、分かりやすく、かつ簡単にまとめます。
ぜひ見ていってください!
人を動かす三原則
①盗人にも五分の理を認める
相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということをよく心得ておかねばならない。
解説
人を避難しても、人には誰しもプライドや見栄を張ることがある為、自分を正当化して反論してくるだけである。
例
実際のニューヨークの凶悪犯の多くが、明らかに悪いことをしている人でさえ、自分が悪いと心の底から思っていなかった。
「大勢の人を殺した」→「自分の身を守っただけ」
②重要感を持たせる
一、健康と長寿 二、食物 三、睡眠 四、金銭および金銭によって買えるもの 五、来世の命 六、性欲の満足 七、子孫の反映 八、自己の重要性
このような欲求は、たいていは満たすことができるものだが、一つだけ例外がある。
解説
自己の重要性は他人に認めてもらうことで、これは他の動物にはない人間らしい感情である。自分では満たすことは出来ず、他人の同情などが欲しい為に、わざと注意を引きつける行為も当てはまる。
いわば「構ってちゃん」、「メンヘラ」も著しくこの自己の重要性の欲求が高いのだろう。
例
権力者でさえも、名前ではなく「海軍大提督」や「陛下」などと名称されないと見向きもしなかった。
この自己の重要性を満たす為に苦労した権力者も多いようだ。
③人の立場に身を置く
だから魚釣りをする場合、自分の好物のことは考えず、魚の好物のことを考える。
解説
つりは、つりたい相手が好むものを、与えてつる。
これは人間も同じく、「人の好むもの」→「手に入れる方法」を提供する。心の中の欲求を探して、与えることが重要である。そのためには、相手の立場に身を置く必要がある。
例
娘が、食べなさいと脅しても朝食を食べない。
そこで娘が好きな事、母親を真似ることに注目。
朝ごはんの支度をさせた。
→なんと2皿もオートミールを簡単に平らげた
朝食ということに興味を持ち、自尊心が満たされた。
人に好かれる6原則
①誠実な関心を寄せる
犬を思い出してほしい。
誰からも好かれる、あの犬は偽りのない関心を自分に向けてくれている。
②笑顔を忘れない
またまた犬を思い出して。
あの優しさ溢れる心、温まる微笑みは、好きになってしまいます。
下手な作り笑いではだめです。気持ちを込めてみましょう。
③名前を覚える
「ありがとう」ではなく「ーー、ありがとう」と言ってみましょう。
自分が言われて嬉しかった経験ないですか?
名前は、本人にとって特別な言葉です。
④聞き手にまわる
話しているお相手。
自分と話しているから、自分に興味があるのでは?
いや、お相手はあなたのことより自分自身に一番興味を持っています。
それが人間です。
意見してはだめです。とことん聞いてあげてください。
⑤関心のありかを見抜く
これは④の聞き手にまわるの応用です。
自分自身の中に、更に興味のある関心があるはずです。
自分の好きな事を、相手が覚えていた・調べてきた、なんて最高に嬉しくないですか?
⑥心から褒める
褒められて嬉しくない人はいないでしょう?
でも「心から」ってまた格段に嬉しいです。
本気で褒めてみてください。褒めてくれる人は嫌いになれません。
人を説得する12原則
①議論を避ける
腹を立ててはいけません。議論は意見がぶつかり合うから起こります。
一致点を賛成し、不一致点を歓迎してみてください。
議論で勝利したいのを我慢して、好機を得ましょう!
②誤りを指摘しない
相手の意見に敬意を忘れずに。小馬鹿にしてはいけません。
③誤りを認める
苦しい言い訳は、カッコよくないですよね。
潔いと気持ちよく頑張れます。
④穏やかに話す
自分が穏やかに話せば、相手は快く動いてくれるでしょう。
喧嘩腰で話せば、相手も対応してきます。
⑤”イエス”と答えられる問題を選ぶ
お互いの自己の重要感を維持させれば、議論になることはないです。
まずは一致点を確認していきましょう。
⑥しゃべらせる
議論とは、お互いがお互いの意見を主張したいから起こるのです。
自分が多くしゃべってしまったら、相手はその間、我慢することになるでしょう。
⑦思いつかせる
人から押し付けられた意見は、受け入れづらくないでしょうか。
相手に考えさせ、意見を思いつかせましょう。
⑧人の身になる
相手も自分自身が正しいと思っています。少し思いやってみましょう。
⑨同情を寄せる
自分が相手の立場になって、相手の意見に同情します。
その行為が、相手の意見を認める事になり、議論にはなりません。
⑩美しい心情に呼びかける
これは難しいです。
自分の意見を押し付けずに、客観的に見させ、倫理観に訴えかけるということです。
⑪演出を考える
事実だけでなく演出・伝え方を工夫しましょう。
伝わり方は大きく異なります。
⑫対抗意識を刺激する
成功者はゲームが好きなようです。
自己表現をさせる機会を刺激しましょう。
人を変える9原則
①まず褒める
まず褒めて、そして指摘してみる。
指摘に怒る人も、反応は変わります。
褒められて嫌な人はいません!
②遠回しに注意を与える
人の気持ちや態度を変えるならば、一言の違いが成功と失敗の分かれ目になります。
「しかし」ではなく「そして」、注意というのではなく提案してみよう
③自分の過ちを話す
過ちを話す、謙虚な態度で注意をする。
不愉快に思うことは少なくなるでしょう。
④命令をしない
命令ではなく、相手の意見を聞いて、誘導してみる。
命令を質問に変えると、指摘も気持ちよく受け入れられます。
⑤顔をつぶさない
相手の顔を立てる。
相手の自己評価を傷つけて、自己嫌悪におちいらせるようなことを言うのはよくない。
⑥わずかなことでもほめる
私たちには、心の底から認めてもらいたいという願望があります。
褒め言葉は人を元気づけて、人を変えます。
⑦期待をかける
人は期待に応えようとします。
いい評判を得ると、期待を裏切らないようにと人は変わります。
⑧激励する
相手は罵ると、向上心の芽を摘み取ってしまう。
人を奮起させて自信を与えることが人を変えます。
⑨喜んで協力させる
相手の立場になって、相手が必要とする望みと利益を与えてみましょう。
そうすれば、人は行動してくれます。
大学生の率直なまとめ・感想
大事な知識のオンパレードだ!
とにかく、人ととのコミュニケーションで大事なことだらけで焦りました笑
書かれていることは、意外と基本的なことなんですが、改めて言われると、
という感じです笑
意外と出来ていないことをしっかりと意識していきたいですよね!
正直、実際読むの根気いります。。
この本は、デール・カーネギーというアメリカの方が書いた著書ですので、訳されたものを読んでいます。
やはり英語を日本語に訳したときの独特の違和感が長く続きます。
そして、たとえ話もわかりやすいのですが、全て海外の例でした。
でもロングセラーのこともあって、理解はすごくしやすい内容でした。
いますぐ実践したくなる…!
とにかくルールを要素でわかりやすく説明されています!
そのルールも忘れがちな基本的なことなのでそんなに難しいことじゃないので、
今すぐ誰かに試したくなります笑
笑顔や誠実な関心を向けてくれたらそりゃ誰でも嬉しいですよね!!
考えてみたらわかることをなんで今までやってなかったんだ!と早く人と話したくなるのです。。
そんな素敵な本でした!実践で成功できたかはおいといて。。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
今回は、「人を動かす」を誰でもわかるように、まとめさせて頂きました!
コミュニケーションにおける根底の知識を学ぶことができる素晴らしい本でした。
まだ学生の私ですが、ビジネスマンの方のみならず、多くの同じ学生に読んで欲しいです。
デール・カーネギーの名著で一緒にコミュニケーション上手になりましょう!
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