米金利高、株安・ドル高招く[3月6日]

日経新聞

このコラムでは、日本経済新聞の中から、一つ気になったニュースについて、わかりやすく共有したい!そんなコラムでございます。

本日の1ニュースは、「米金利高、株安・ドル高招く」です。

概要

米金利上昇をきっかけとして、市場の動揺が収まらないようだ。
4日の米市場で、米連邦準備理事会、通称「FRB」のパウエル議長の発言を機に、長期金利が再び急上昇し、株価も下落した
5日の東京市場でも円相場が、約9カ月ぶりに、1ドル108円台前半まで下げた。
中央銀行は、①金利上昇が景気回復を妨げることを警戒②長期金利を強く抑え込むとバブル懸念が高まるという2つの懸念とのバランスをとっている。
なぜ米金利が上昇したのだろうか。きっかけは、FRBのパウエル議長の討論会での発言にある。それは、最近の金利上昇が「注意を引くものだった」と指摘し「市場の混乱や金融環境の引き締まりが起きれば不安材料になる」と警戒を示した。ただ、国債購入の拡大など金利上昇を抑え込む必要性や具体策には言及しなかった。
これを聞いた投資家は、FRBがすぐに動かないと判断し、米国債売りを加速したのだ。
さらに、「根強いインフレ懸念」も米金利上昇の背景にある。
物価動向を左右する原油価格は大幅上昇し、ニューヨーク先物は一時1バレル64ドル台と3日終値比5%ほど高くなった。これは約1年2カ月ぶりの高値だ。

また、米金利上昇に伴う日米金利差の拡大は、ドル買い・円売りを誘発している。5日の東京市場で、円相場は1ドル=108円台前半で推移し、2020年6月以来の円安・ドル高水準になった。

株式市場では、低金利下で買われていたハイテク株の下落が目立った。米ナスダック総合株価指数が1月以来の安値を付け、電気自動車のテスラも昨年12月上旬の水準まで下落した。5日の東京市場で日経平均株価は一時前日比600円以上、下落する場面もあった。

日経平均は、午後の取引で急速に下げ、終値は65円安まで縮めた。
その原因として、日銀の黒田東彦総裁が、5日の国会答弁で「長期金利の誘導策の現状維持」を示唆し、投資家が日銀が緩和を継続すると判断し、安心感を与えたことが挙げられる。

このような状況によって、中銀の金融政策運営や市場との対話は難易度を増している。
先進国では新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、景気の回復期待が強まっている。多くの中銀は景気の先行きはなお不透明として大規模緩和を維持する構えをみせるが、市場は、「緩和縮小」という出口戦略に関心を高めている。

FRBのパウエル議長は「物価上昇が一時的であるならば我々は忍耐強くあたることになる」と4日に話し、現在の低金利政策や大規模な資産購入を継続する姿勢を改めて示した。
それでも、市場には早期の緩和縮小観測がくすぶり、米国債売りで金利上昇に対するFRBの対応を試すような動きを繰り返す。

また、欧州でも各国の長期金利は上昇基調で、資金調達環境の悪化が、景気を下押しする懸念が台頭している。市場では欧州中央銀行が資産購入ペースを加速するとの観測も浮上。オーストラリア準備銀行も急な金利上昇を抑えるため、国債購入を従来より増やすなどの対応を取っている。

問題として、金融緩和を強めると物価上昇や資産価格高騰が勢いづく可能性がある。よって中銀は市場混乱の回避バブル懸念など副作用の抑制に向け、均衡点を探る必要がある。

金利と株の関係性

はい!今日のニュースの概要を見ていただきました!今後の金利の行方や中央銀行の行動に注目ですね!
ここで今回は、「なぜ金利が上昇すると、株価は下がるの?」という疑問について、解説していきます!
まず今回の金利が上昇した理由は、新型コロナウイルスのワクチンが普及して、経済が正常化して景気が回復する期待が発生したことです!
機関投資家は、ある指数を元に、投資対象を判断します。それが米株価指数S&P500種米長期金利になります。この米株価指数S&P500種の配当利回りが1.5%程度、25日には、米国で長期金利が一時1.6%台まで上昇。これによって、株を売る動きが加速したようだ。
もともと今回の株価上昇は、コロナ禍で低迷する景気を支える、各中央銀行が金融緩和を強化したことによるものだった。
このように、金利と株価は、機関投資家の存在によって深く関連していることがわかりますね!

簡単に解説

はい!ここで、これまでの内容をまとめていきます!
まず下の関連があることが確認できました!

①物価が上昇→株価は上昇
理由:人は高くなる前に買おうとするため、企業の業績がよくなる。
②物価が上昇→金利が上昇
理由:物価が上昇し株価が上昇すると、景気が良くなり、バブル経済にまで膨らむことを恐れ、より有利な高い金利を預金者に提示する。

そして、今回のニュースが下の通りになります!

①物価上昇→株価上昇
理由:金融政策によって景気が支えられ、物価が上昇。その影響で業績が上昇し、株価が上昇。
②株価上昇→金利上昇
理由;コロナ禍の出口戦略として、緩和政策を縮小させ、金利を上昇することで金の流出を押さえることが予測される。
③金利上昇→株価下降
理由;金利の配当利回りが、株を上回るため、株価を売る動きが発生する。

このようなことでしょう!このニュースは、物価・金利・株価の3つが関連しており、コロナとの関係性も強いことが確認できます。

まとめ

以上、3月6日「米金利高、株安・ドル高招く」のニュースをご紹介しました!コロナの影響や、その対策としての政府の金融政策や中央銀行の影響が大きく関連していることがわかりました。今後の金利・株価・ドル高の動向について注目していきましょう!

ぴーやま

ぴーやま

管理人の現役大学生、ぴーやまです! 学生の努力のお手伝いを目標に、弊サイト立ち上げました。 焼き肉・筋トレ・ゲーム・読書が好物です。。

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